世田谷はOK、目黒はダメ🐶

キャバリア犬ベッティを飼い始め、ウキウキ散歩に出かけ、家の近くの宮前公園に入ろうとした時のことだ。入り口近くの看板6項目に「犬などのペットを連れて入らないこと」とあるのに気づき、がっかりして公園をスルー。この先にある世田谷の公園には「犬の散歩はリードを使って」とあったので、他区だけどお邪魔して、犬は大きな顔でルンルン散歩した。
世田谷はOK、目黒はダメなんだ、それはなぜ?と疑問に思い、目黒区の道路公園課に電話で聞いてみた。「色々な人がいて犬で苦情もありますから禁止にしています」との返事。実はこれは、4年ほど前のこと。まじめな飼い主である私は、以来ずーっと犬連れで公園には行っていない。

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公園の入り口で孫とおばあちゃん論争勃発

ところが、最近、孫と犬の散歩に行くと、孫は公園の中に堂々入ろうとする。「ダメだよ」という私に孫は「リード付けていればいいいと書いてあるよ!」という。ひと悶着の後、孫の言い分を確かめるべく、奥に行くと「犬の放し飼い、フリーリードでの散歩は禁止」とややこしい表現ながら犬連れOKの大きな看板があった。目黒区もやっと規則を変えてくれたのだ、とうれしくなった。 
ただそれでも疑い深い私はまた、入り口の方の古い看板を確認に行った。看板の6項目には変わらず「犬などのペットを連れて入らないで」と書いてあるではないか!む、む、む??私の視線は二つの看板の間をキョロキョロ行ったり来たり。頭の中は「犬は入っていいの」「いけないの」???

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公園改修説明会に参加したけれど

昨年暮れのことだが、この公園が改修になるということで、公園での説明会があり参加した。会の最後に、件の看板の矛盾について聞いてみると、担当者は、「えっ、そうなんですか?」といいながら、二つの看板を見に行って「ほんとだ!」となったのには、ちょっとあきれた。この担当者に「看板を変えてくださいね」(項目6を消すだけ)と伝えたが、その後9か月になるが、変更の気配はない。

ネットにも「決して公園には近づかない」の声

公園の犬の散歩についてネットで何か言っている人がいないか調べてみた。すると、いました。とあるブログで朝晩欠かさず犬の散歩をしているという方がいて、犬は公園に入っていいのかどうか判断に困り目黒区のHPで調べたところ「長くて要点がつかめない文章」で、ともかく「ルールを厳格に守って決して公園には近づかない」ことにしたそうだ。ブログ全体は懐深い筆致だが、お怒りモードもにじんで共感することしきり。

小さな看板を巡って「区政」「行政」がみえてきた

それにしても目黒区はいったいいつ「リードをつけて入っていい」と規則を変えたのだろう。最近区に問い合わせたところ、調べてくれて「20年も前」というのに又びっくり。それならなぜ、4年前区の担当者は「禁止」と言ったのか、20年後の今もってなぜ看板に「禁止」と書かれているのか?

 たかが「看板」の小さな犬連れ物語だが、この件を通して、これまであまり気づかずにきた区政や行政のあり様のあれこれが実感を持って少しずつ見えてくるようになった。看板一つのことだが、色々調べてみると様々な条例や規則に縛られつつ、住民の要求に応えようとする担当者の苦労も察せられるのだが、それに伴う業務のずさんさ、対応の不適格さにも翻弄された。
令和4年策定の目黒区実施計画では「公園リノベーション事業」が掲げられ進行中だ。区民の貴重な憩いの場がどのようなものになるのか関心を寄せているが、区には区民の思いをしっかり受け止め、誠実な対応を望みたい。

 最近、目黒の道を歩いているだけで、おかしな点だけでなく、いいなと思う点も様々に再発見があり、ウォッチャーとしても「めぐろ」を大いに楽しんでいる。

めぐろウォッチ

執筆者:竹内みどり

 「3歳から70年以上目黒に住み続けている区民。コロナ以降、区政、区行政に関心を持つようになりました。」

 「めぐろウォッチ」では、私たちの周りにある、目黒区のあんなこと、こんなことを綴っていきます。

是非ご意見他、お寄せください。

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